コラム「先代の治療論」

続けよう! 健笑体操

健笑体操で疲れ知らず

書店に行って何気なく健康関連の雑誌に目を通してみますと、足首や膝に関しての情報が少ないように思えます。「体のいちばん大切な部分は?」 と人にきいてみると、心臓や頭という答が返ってきます。

しかし、足首や膝の関節は健康を守る重要な部分で、もっと関心を深めていただきたいと思います。
想像してみてください。
ちょっとしたことで足首を痛めてしまったとします。すると、負担は膝や骨盤へとかかっていきます。すると次第に心臓や肺が、歪みの刺激によって働きを弱められるのです。

足は大地を踏みしめ、体重を支えています。また、足に下がった血液は心臓にまで帰らなくてはなりません。 足の部分の筋肉がこっていると、その作用が低下し、むくんだりします。足の筋肉がなまってくると、足のカも弱くなります。すると、ますます動きが鈍くなり、消化器、呼吸器も機能低下を起こします。

健笑体操を呼吸から順に毎日続ければ、偏った疲れを正常に戻すことにつながります。
一日の疲れを癒して良質の睡眠をとり、 体の歪みを正すことができます。

始める前に

健笑体操を始める前にやっていただきたいことがあります。
呼吸はこの体操ではとても重要な働きをします。
ところが、元気のもとである臍下丹田に息を入れ込むときに、息がスムーズに通ってゆかない場合もあります。

このときは経穴の「期門」「日月」 (図) が硬くなっている場合が多いのです。
こんなときは自分の親指を除く4本の指で肋骨を引き上げるように 「期門」「日月」を引き上げてみてください。それから二段式呼吸法をして みてください。息がずっと楽に通ります。

下記のリンクからそれぞれの体操を閲覧できます。

二段式呼吸法

ミラクル体操

このほか随時投稿していきます。
今後は分かりやすい動画の制作も検討しておりますので、詳細が決まり次第お知らせします。